レイキ
レイキって?

レイキ・・・とは、大正時代に日本で生まれた「手当て療法」のことです。
私たちの身体は、約60兆の細胞から出来ていて,臓器、神経、皮膚などでそれぞれの役割を果たし,調和しながら身体全体を保っています。
例えば オーケストラのように それぞれが自分のパートを担当し、全体で大交響曲を奏でているのです。
身体の調子がすぐれないというのは、どこかの音が狂って不協和音になってしまっているということです。
この状態を放っておくと 本当に病気になってしまいます。
私たちは、深くリラックスすることで、このような不協和音を癒していけると考えています。
深くリラックスするために、「手当て療法」は効果的なのです。
例えば、
身体のどこかが痛いとき、
無意識に手を当てませんか?
イライラしてる時や、落ち込んだときに、そっと肩に置かれた手のぬくもりにホッとしたことはありませんか?
機械で握ったおにぎりは形もいいし具は沢山入っているけど、
毎日食べると飽きてしまう・・
でも、愛情をこめた手で握られたおにぎりは、
ただの塩おにぎりであっても、なんだか飽きずに
食べることができませんか?
これは 普段 誰でもやってますよね!!
手には見えないけれども 不思議な力があるんです。
この誰もが持っている手の力に「レイキエネルギー」をプラスすることによって}; より大きなヒーリング(癒し)の力を出すことが出来るのです。
「レイキエネルギー」とは宇宙のエネルギーです。
宇宙のエネルギー・・と言うと、「えっ?」と思われるかも知れませんが、太陽の光も月の光も 言ってみれば宇宙エネルギーなんです。
それと同じようなものと考えてください。
漢字では「霊氣」と書きます。
漢字で書くとまた 新興宗教?とか 変な思想団体?とか超能力?とか,何だか胡散臭いイメージを持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが決して怪しいものではありません。(笑)
「霊」と言う文字は 死者の魂も指しますが、「神」や「こうごうしく、尊いもの」「神聖なもの」 などを指して呼んだものと思われます。
富士山のことを「霊峰富士」、人間のことを「霊長類」などと呼ぶのと同じ言葉の使い方です。
また「気」は 文字通りエネルギーを指します。
「レイキ」は日本が発祥の地でありながら その日本では ほとんど知られていないのが現状ですが、
実は世界中でヒーリング療法として広く知られていて 特に欧米諸国では代替医療として認められています。
東京新聞より 掲載
アフガン、イラク PTSD年間1万人超 米軍 東洋医学を活用
2010年7月4日 朝刊
二〇〇一年の米中枢同時テロ後に米国が始めたアフガニスタン戦争での米兵の死者は、今年五月末に計千人に達し、厳しい戦闘が続いている。
〇三年開戦のイラク戦争と合わせ、個々の米兵の戦場派遣は複数回に及び、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断される米兵も〇七年以降、年間一万人超で推移。
問題の深刻化とともに、米軍は東洋古来の鍼(はり)や日本発祥のレイキ(霊気)など、西洋医学に代わる「代替医療」を治療に積極的に導入し始めた。 (米南部テキサス州フォートフッドで、嶋田昭浩)
「家にいてもドアがばたんと閉まる音がすると、あわてて床に伏せ、もう(戦地ではないので)銃など近くにないのに、手に取ろうとしたものだ」
テキサス州オースティンの大学院で東洋医学を学ぶトニーベイルズさん(39)は、〇七年にイラクから戻りPTSDと診断された当時を振り返る。
最初の戦地派遣は〇三年に十カ月。二度目は〇五年から十六カ月に及び、衛生兵として、反米武装勢力の攻撃で死亡した米兵の遺体の収容に当たった。
イラクでは陸橋の下などに爆弾が仕掛けられるケースも多く、「今でも(米国で)陸橋を車で通る時は怖い」と打ち明ける。
PTSDとの診断後、最初は西洋式精神医学の治療を受け、抗うつ剤を投与されたが、かえって症状が悪化。不眠症への対応として自分でアルコールを用い始めた。
一方、イラクで背中を負傷した際に有効だった鍼治療が精神的な機能障害に対しても使われていると知り、〇七年夏、民間の医療機関で鍼治療を再開。
最初の治療後に約三十時間も眠った。
週一回の治療を続けるうち、数カ月でPTSDが改善した。
「ばかげた戦争だと感じる。
でも、まだ親友たちが戦場にいるので複雑な思いだ」と話すベイルズさん。
自らも鍼の技術を習得。自身と同じ症状に苦しむ多数の患者を助けるため「一生の仕事にしたい」と願っている。
米軍によると、アフガニスタン、イラクの両戦争に派遣され、PTSDと診断された米兵は、〇二年には百三十八人だったが、その後、急増。
〇七年に一万一千六百六人と初めて一万人を超え、〇八年には一万四千八十一人、昨年は一万三千二百六十三人だった。
「米軍で、最初にPTSDの治療プログラムに鍼を導入したのは〇七年。
この基地では年間約三百人に鍼治療をしているが、施設と人員を増やせば(患者数は)二、三倍にも増えるだろう」と陸軍フォートフッド基地の臨床心理学者ウェッシュ博士(67)は話す。
「PTSD患者は神経系統に極めて複雑な問題を抱えており、多くの兵士は痛みを訴える。
頭痛は他の治療法ではあまり効果がないが、ここで行う鍼、マッサージ、レイキなどは、ほとんどのケースで痛みを軽減させ、有効に機能する」とウェッシュ博士。
手を使って体内のエネルギーを調整するとされるレイキは、米国立衛生研究所の研究対象。
博士は「(二十世紀初めに)日本で生まれたレイキは一九四〇年代にハワイへ伝わり、その後、各地へ広まった。ここでは三人の専門家が患者に対処している」。
こうした代替医療を受け、症状が改善して再び戦地へ赴く米兵もいるという。
世界の「レイキ」の現状!
是非一度 インターネットの検索エンジン「グーグル」で検索してみて下さい。
私が 先月(2009年10月)調べたところ 「reiki」326万件のホームページが存在していることがわかりました。「レイキ」では86万9千件、「霊氣」では、5万4千件でした。
2001年12月の日経新聞に以下の記事が載せられました。
これは 英語の辞書に「レイキ」という言葉が掲載されたという記事です。
このことは、ホリスティック医学の先進国で「レイキ」が「ラーメン」
「そば」などと並ぶほど 日常的に使われている言葉だということです。
「『ラーメン』『弁当』英語です。」
3日発行された英国の権威ある辞書コリンズ・ディクショナリーの新版が、「Ramen」(ラーメン)や「Bento」(弁当)、「Gaijin」(外人)など新たに8つの日本語を掲載した。
この辞書は英語を英語で説明する日本語の国語辞典に当たるもので、オックスフォード英語辞典と並ぶ権威。
残りは「パチンコ」「霊氣」「ワサビ」「そば」「うどん」。これでこの辞書に掲載される日本語は120余りになった。
食べ物が多いが、古参の「すし」や「てんぷら」などに加え、今度は一層庶民的な食文化を代表する語が増えた。
ヨガなどと並び英語で流行している「Reiki」(霊氣)の登場は異色。辞書は(名詞・日本語)「癒しと元気回復のために患者にエネルギーを与えると考えられている治療法」と説明している。
新聞、雑誌、書籍、ラジオなどの印刷物と会話の中から集めた4億語余りのうち使用頻度の高いものを選んだという。(後略)(ロンドン=共同)
(日本経済新聞 2001年12月4日・夕刊)
そして、次の記事の中では、どのように「レイキ」が医療現場で活用されているか掲載されています。
2004年1月に日本経済新聞に掲載された「悩める超大国アメリカのかたち」という特集の第1回「変質する医療 癒し・〈氣〉治療 患者呼ぶ」という記事の一部抜粋です。
「ほら、入っていきますよ・・・・」
患者の背中にあてた医師の手から「氣」が放たれる。
「Reiki(霊氣)」と呼ばれる治療を施すのは街の小さな民間療法施設ではない。
米国を代表する総合病院、ベス・イスラエル(ニューヨーク市)だ。
西洋医学では解決できない頭痛などに悩む患者が助けを求めてやって来る。
はり治療などの効用に着目し。米最大の代替医療センターを開いたのは2000年。
西洋医学一辺倒だった名門病院に風穴を開けたのは患者の健康維持への執着だった。
「効果的な治療法をよく勉強している」と責任者のメレルさんは認める。
(日本経済新聞・2004年1月13日・第一面)
このように 世界中で「レイキ」を使ったヒーリングが高い評価を受けていますが、
「レイキ」はあくまでも健康法であり、決して医療行為ではありませんので、 「身体の不調があるときは 必ず資格を有する医師の診断を受け、指示に従うようにしてください。
その上で「レイキ」を併用すれば効果的である思います。